シンポジウム 「自然資本経営を考える」~自然を消耗する時代から、経営する時代へ~
2013.04.14
昨日(2013/4/13)、京都大学 芝蘭会館でシンポジムが開催されました。
「自然資本経営を考える」
~自然を消耗する時代から、経営する時代へ~
自然栽培の野菜を販売している「ナチュラル・ハーモニー」からのメール
を見て、即「出席」の申込をしました。
主催:自然資本経営研究会c/o 京都大学大学院経済学研究科
http://l-e-d.info/
2月に中之島公会堂で開催された「まもろう、つくろう、伝えよう。日本の美しい風景」
- C.W.ニコルスさんの「森を大切にする集い」in大阪
にも参加しましたが、
同じことです。
地球温暖化の原因を作った人類が
昔の森・里・海が健全であった頃の環境に少しでも戻すには
どうすればいいか という問題です。
そして、更に自然資本をどう経営していくかが今回のシンポジウムの課題です。
ナチュラル・ハーモニー代表の河名氏が提唱されている
無農薬・無肥料で野菜を育てる-ひいては土を育てること-大地を正常に戻すこと
で、田中克氏が提唱される統合学問「森・里・海連関学」の第1歩が始まるのではないでしょうか。
「自然を取り戻す為の経営、 そのために起業家を育てる
起業を邪魔している既存の大企業の存在=レントシーカー もしくは行政の縦割りの仕組みを取っ払わなければいけない。」とスピーカー達は話される。
また、ipad等を例に、日本は「リベラルアーツ」が確立されにくい社会 だとおっしゃる。
その原因には「失敗を許さない風潮がる」こと「思考能力が落ちている」こと等々・・・
その結果、日本は世界から取り残されている・・と。
スピーカーに学者が多い中で、自分の信念を貫き、実践し続けていらっしゃる河名氏は
特に光っていた。
ナチュラル・ハーモニーのような趣旨がもっと広がり、地球が元気になっていけるよう、
自然資本経営の形態を築いていって欲しいと、切に願わずにいられない。
スピーカー
リチャード B ・ノーガード氏(カリフォルニア大学教授)経済学者
「裏切られた発展」 「環境と開発」 「熱帯雨林と農業」他多くの著書がある
植田和弘氏(京都大学大学院の教授・経済学) 田中克氏(国際高等研究所チーフリサーチファエロー)
浅野耕太氏(京都大学大学院 人間・環境学) 河名秀郎氏((株)ナチュラル・ハーモニー代表)
谷口正次氏(資源・環境ジャーナリスト) 山下洋氏(京都大学・フィールド科学)
2013.4.14 ふ~ 記